撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

知ることは愛(芋たこなんきん)

 田辺聖子さんのエッセイに繰り返し出てくるこの言葉。こんな
人からもらった言葉・・考え方だったのか・・と。


 ひとを愛しながら、人は世界を広げる。広くなった世界で
新しい出会いを見つける・・・。考え、悩み、心ふるわせ・・・
それでも、新しい世界を見つけに行きたいと思う。人を愛して
いきたいと思う。やがてこころが落ち着いたら、人を愛するように
身のまわりのものすべてを穏やかに愛していたいと思う。


 森村誠一さんが、三波春男さんを語る番組のなかで、「作家です
から、もう好奇心旺盛なんですよ」としゃべってあったなあ・・と
ふと思い出す。森村さん曰く、三波さんのキーワードは饒舌、その
うたは、「ふれあいのうた」だそうだ。


 しんじが、子供から教育の機会を奪うのは罪だ、と言う場面が
あった。必要な教育を受け、自分で考え、調べ、発言したり選択
したりすることは、当たり前のように見えて当たり前とは限らない
ことなのだろう。自由とは考えている以上に深く、貴重なものかも
しれない。