撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

夏のはじまりに

カーステレオからは懐かしい曲

目に飛び込むのは薄い緑に溢れる景色

こんなにのんびりするのは久しぶり

今朝の夢にあなたの気配

囁かれたのはたわいもないこと

耳たぶに響くあなたの声が

さわさわと梢を揺らすそよ風のようだった

言葉にすると嘘になるから

約束すると窮屈になるから

こんな明るく気分のいい日に

ふっと微笑み合うだけでいい

ふたりでそこにいることだけが

変わらずそこで輝いていてくれる

歩いて行こう

 

おもしろいテレビ番組を観た

ボディーミュージアム

今回は題して「美脚絶景」

www6.nhk.or.jp

 

観てるだけでほれぼれしちゃったわ~!

無駄のない筋肉、生き生きとした肌感

スタジオで走ってくれた神野選手も素敵でした!

 

新学期が始まり新しいひとたちとの付き合いもはじまり

昨日仕事が終わったころには体ががちがちだった

肩こりも頭痛も体が固まることからやってくる

 

今朝は目覚めたもののまだ眠い

休みをいいことに二度寝しようかとも思ったが

休みたくなればその時眠ればいいじゃない?と起き

通常運転をしていてもやはり疲れて予定通り昼寝

ぐったりと二時間以上眠ったってことは疲れてたんだな

起きたらすっきり、夕飯の用意をしてからダンスのレッスンへ

いつものセンセイに順番に踊ってもらうのだけれど

毎回種目ごとに少しずつ課題を投げて踊ってくださるのが楽しい

「膝で作った力をどうお腹(体幹)に伝えるか」

要するにつっぱらず抜かず動きを繋げて進んでいくってことでしょうけど

こういうことを考えながら動いていると

スポーツとはいかに繊細なものかと思い知らされる

自分のからだをコントロールするということは

かなりの持続力の要る大変な作業に思える

一曲踊った後はひさしぶりに息が上がる充実感だった

 

からだを動かすのはいいね

緊張した後の解放感は自然にやってくる

こころの緊張はつとめて解かないとそのままになるから

忙しいときこそ行き詰りそうなときこそ

からだを動かす機会を作ってやらなければならない

と、つくづく思う

 

通常業務を滞りなくできるよう

すこしだけ頑張って始まりを動かせば

あとはなんとか歩いて行こう

たまに走れればそれもいい

 

 

朝の楽しみ・週末の楽しみ

久しぶりに朝ドラ観てます

すずちゃん目当ての夫が録画予約してるので

時間の空いたときに(主に洗濯物畳みながら)視聴

さすがに昔のようにリアルタイムで日に何度も、とかはないなあ(笑)

 

週刊モーニング連載の漫画が原作のドラマ

きのう何食べた?」は金曜深夜のお楽しみ

こちらはひとりでのんびり楽しむヤツ

その時間までもたなかったりうっかり寝落ちした時用に

こちらも録画予約はばっちり準備してます

シロさんとケンジはじめ配役が原作とぴったりで笑える

本で読んでるんだから観なくてもいいんだけど

そうそう!これこれ!って確認するように楽しんでます

出てくる簡単だけど健康的で美味しそうなお料理がいい

 

あ~・・いま気づいたのだけれど

漫画では分からなかったひととしての感触

それはドラマになって感じたなあ

女と男の違いなのか個人的な違いなのか

ひとの中にオトコ的な部分とオンナ的な部分があるのか

オトコ的オンナ的ってなんのことよ?!って感じですけど

それはまたいずれ・・もしくはもひとつのブロで書くことにします

 

 

 

 

お喋り

依子さんはよくしゃべる

自分のこともよく話してくれる

そんな話の中から私はいつもヒントをもらうのだ

おしゃべりじゃない?そっかな~?

 

半分酔い始めてた頭でふうむと考えてたら

ドアをあけてみーすけが入ってきた

あ、みーすけだ!こんばんは!今来たの?

かえでってばいきなりみーすけはやめてよ

ネコが店に紛れ込んだみたいな・・

あ、マスター、チーズケーキとコーヒーお願いします

え~?飲んでないの?飲まないの?

もう飲みました。明日朝から仕事だから酔い覚ましの一軒なの

 

みーすけは会社勤めのまじめな子だけど

夜にはミュージシャンの顔も持っている

時折コンサートを開いたりライブハウスに出たりしてる

あ、私かえでもまじめな仕事人なんですけどね

演奏仲間との打ち上げでここに来たのに居合わせて

何度かコンサートにも行きここでも挨拶を交わし

そのうちには友人のひとりに数えてもらっている感じ

マスターはもちろんのこと依子さんも共通の知り合いである

 

で、依子さんがおしゃべりかという話題

 

どうかなあ?確かによくしゃべってるけど

それはね

喋ってるんじゃなくて話してくれてるんだと思うよ

単なるおしゃべりなおばさんってさ

何か伝えたいことがあるっていうより

自分が喋ってるのを聴かせたいだけみたいなとこあるじゃない?

喋ってるあいだだけは自分が安心できるみたいな?

だからさ同じ話を何度もするの

え?同じ話を何度も繰り返すわけ?

それはもっとお年を召した方かしら?

さすがに同じ相手に何度もはそうそうないけれど

相手を変えてまたおんなじようなこと言ってるわけよ

こっちはそれなりに気を遣って真剣に聞いてたのにさ

そういう人って相手は誰でもいいみたい

次の日に別の人におんなじ悩み話をしてるの聞いたときには

もう私このひとに時間取られないようにしようって思ったよ~!

依子さんはそんなことはしない

それにこっちの話聞いてるときもすごく楽しそうに聞いてくれる

おしゃべりじゃないっていうのかな?

それともおばさんじゃないっていうのかな?

おばさんが悪いわけではないけど

依子さんは依子さんだと思うな、わたしは

 

わたしはみーすけのこういうところが好きだ

わたしがなんとなく感じていることや

ぐちゃぐちゃになってまとめられないことを

きれいに心地よく着地させてくれる

そのまえにみーすけのまっすぐにのびた背すじと視線の

その佇まいが美人を際立たせていて羨ましいというより好きなんだけどね

 

でもそういったあとのみーすけは

目の前に来たチーズケーキにも手をつけず

ため息ついて頬杖ついて小指のはしっこをちょっぴり噛んでいた

 

新しい年

今年はとうに始まってしまっている

随分長いことこのブログを書いてなかったなと思う

ラグビーワールドカップの年だし

平成最後の年だし

新しい花園ラグビー場へも行ったし

久しぶりに長崎旅行もしたし

書きたいことも書かなきゃいけないことも

それなりにいっぱいあった気がするのに

なんだか機会を逸してしまってばかりいた

 

その中でいくつかの出会いもあり動きもあり

ここを逃してはいけないと思うことも多々あり

確実になにかは動き始めていると思う

 

とはいえ

大切なのは自然体

やりたいことをためらわずにやることと

それを可能にする健康と体力

 

久しぶりにダンスに加えてヨガのクラスに出ました

家のものに宣言して夜の時間を空けてのこと

ダンスで緊張した後にヨガで緩めていい感じ

そうそう、週一でもこれはなかなか良い習慣だったのを思い出した

ダンスの個人レッスンを予約してきました

たとえ月イチでも信頼するセンセイと踊る時間があるのは刺激的

なにを目指すわけではないけれど

自分の状態が分かることとわずかずつでも出来ることが増えるのは楽しい

 

というのがここ数日の動き

ようやくリセットして新しい年にできたかな?

というところ

相変わらずのスロースターター

せめて止まらずに歩き続けるとしましょう

 

 

景色が変わる

お茶を習い始めたのは二年前の六月

着物から繋がったご縁でいかにも丁度良い頃合いに

素敵にちょうど有り難い先生とめぐり逢えた

70代も半ばの先生はいつまで教えられるか分からないけどと

だからこそどこに移られても恥ずかしくないように教えますから

ちょっと細かいこと言うかもよと言ってとても丁寧に教えてくださった

いつか私がお稽古やめるときはこれもあれも譲るからと折に触れて言われてた

まだまだそんなこと先の話でしょう?とのんびり一緒に笑ってたのだけれど・・

 

お子さんはいらっしゃるけれど家に戻るのは不確かで

頼りにするのはかえって面倒くさいと潔い決断で

ご夫婦とも元気なうちが良い潮時と終の棲家に移ることを決めて

いまのご自宅は処分するとのこと

急なことでゴメンナサイねと言われたのが12月の頭のお稽古日

そしてついに昨日が最後のお稽古日になってしまった

お稽古をしてもらっている四人全員が集まってお茶会形式のお稽古の後

先生が用意してくださった昼食をいただき

そのあとは前から言われていたようにみんなにお道具を振り分けてくださった

お茶碗と蓋置のひとつばかり記念にいただければと思っていたら

皆が選んで帰ったあとにあなたはまだ何らかの形でお稽古するべきよ

本を読んで自宅でやってみるだけでもいいから!と

茶杓や棗、水差しに建水、はては電気式の炉と釜まで出してくださって

はい!これでひととおりできるから!とすべて持たせてくださった

 

貰い手がなければ全部処分するのだからというお言葉に甘えて

車に詰め込んでいただいてきた品々をみて改めてご縁に感謝する

先生の教えるものとしての学ぶ姿勢と指導者の覚悟

先を生きる先輩としての人間の目指すべき道

家族というもの、老いていくということ、自分で決め自分で始末していくこと

自分の持てるもの、自分の与えられるもの、そして自分そのもの

 

時を前後して久しぶりに自宅でひとを呼んで食事会をした

久しぶりに大人数の料理の算段をして楽しい時を過ごした

少し疲れはしたもののそれは好きなことを楽しんだのと同じ種類の

とても心地よい充実感を伴うもの

ああ、わたし、もう少し無理してもいいのかも?と思えた

無理はしないまでも、心配しすぎずに予定を組んでいいのじゃないかな?と

 

歳を取っていく自分がどこか淋しくおそろしく

身構えているばかりで動くことを忘れていたような気がする

 

「終わりなんかいつ来るか分かんないんだから」

そう言ったのは誰だったかな?

それは決して悲観的な意味ではなく自分がやるべきことは別にあるということ

 

さあ、私のやりたいことは何だったかな?

私が好きなものは何だったかしら?

周りにいてほしい様々なひとやことは?

 

片づけていたはずの家にすこしばかり増えた素敵なものたち

それは先生からまだまだ頑張りなさいよと託された応援の声

そうだね

歳を取っていくことはただ坂道を下るだけではなく

角を曲がってまた新しい景色が広がることなのかもしれない

昔と同じものは見られないかもしれないけれど

それはまたまったく見たことのないワクワクするものかもしれない

怖れなければ

倦まなければ

 

今年の漢字を選ぶとすれば「変」かなあ?

色々な変化

ちょっとした違和感

すこしだけフラット♭

 

来年はもつれた糸を引き抜いてすっきりとなりたいものだ

もしくは心を(に?)入れ替える?

なんてことをふと思ったりする(笑)

 

 

力を抜いて

ふうと息を吐く

あははと思いきり笑う

腕を伸ばして背伸び

足を伸ばして屈伸

首を傾げて脱力

 

べつに意地張ってたわけでもないし

ましてや忘れてたわけでもない

それでもどこか

たとえば肩に力入れて

ぐっと堪えていたのかな

 

なんだ

簡単なことじゃない?

動きたいように動けばいい

どうなるのかはその時次第

いつも良かれと思うのは

それこそおこがましい話

 

ふうと息を吐けば

すっと新しいものが入る

その流れが巡りを作ってくれる

 

時は流れ時は巡る

流れゆくものともまた巡り会える

そう、必要なものなら、何度でも

 

力を抜いて

真っ直ぐに前を向こう