撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

子どもたちよ

レベスタにて大学ラグビー観戦
日向を歩いていく間はこんな厚着が必要?と思ってたけど
いざ到着して席に着くとやっぱりひざ掛けも持って来ればよかった〜
というほどの寒さ
冬のラグビー観戦は体力が要ります
本日のお目当ては「生(なま)帝京」
ずんずんと実力をつけてそろそろ伝統すら感じさせる彼ら
観るからに節制してトレーニングしてからだも作って来てることが分かる
帝京の選手たちを目の前で観てみたいなあなどと思って・・


ホントは第一試合も観たかったのだけれど
いろいろやってたら間に合わなかった


二試合目も始まってた
帝京、絶対的な強さ・・かと思ったら
相手、天理もいい試合をしてる
あ〜・・この組み合わせって印象的
大学ラグビーを観てて初めて感動して涙が出た2011年の決勝を思い出す


しかしながらやっぱり差はじりじりとついてくる
当たり前のことを当たり前にできること
目の前にチャンスが来た時にだれもがそれを生かせること
そしてそのために誰もがフォローしていること
ひとつひとつのことは何も特別ではないけれど
それをいつもできるということが特別なのだ


試合のなかで一番感動したのは
後半の終了時間を告げるホーンが鳴ってから
どうにかしてワントライを!とボールをつなげる天理
そしてそのボールを奪った帝京もまた最後までトライを狙って継続させる
最後の最後までお互いが向き合って試合をやり遂げていた
その選手たちの熱がとても心地よかった


試合が終わってからのスリーチアーズ
お互いの健闘を称えあって言葉を交わす時間
大学ラグビーで一番好きな一瞬


帝京の選手たちに拍手を贈る観客


試合が終わる頃
なんだか涙が出そうになって困っていた
ハーフタイムから後半にかけて
息子たちの友人の何人かに会えた
地元の大学でラグビーを続けている子は試合運営のお手伝いをしてた
視線を送ると「ああっ!」と気づいて挨拶してくれた
小学校1年生から一緒にラグビーをしてきた仲間たち
いろんなことがあったよね


同じくクラブチームのチームメイトだった子
今日は第一試合のメンバーとして堂々の帰福
もうっ!もう!私のバカバカ!もっと都合をつけて試合も観たかった!
でも二試合目から来たからこそ最後まで観てる間に
その子ともそのご両親とも会うことができた
後半の少しは彼の近くに座って一緒に観戦できた
礼儀正しく優しい物腰で会話してくれる彼だけれど
試合を観るそのまなざしと表情はスタンドオフのそれだったな

「強いなあ・・
 強いチームほどシンプルなんですよね・・」
ふとつぶやくその声に次の試合を考える風情を感じさせる
長男のひとつ下の学年
私が我が子を越えてラグビー好きになった機会をくれた子どもたち
ラグビーの楽しみと
成長する姿を見せてくれた子どもたち
個性はバラバラながらみんな可愛い紳士だったな
そう、
いい男になる予感を感じさせる子たちが
いま見事に青年になり大人になっていっている


そんなことが胸に一杯広がってきて
なんとも不思議な気持ちで試合が終わってもぼおっとしてた


ひとつの区切り・・・
そう思ったのはこの間の早慶戦
そうか、今年のこのシーズンはそんな年なんだな


子どもたちよ
あなたたちに大きな感謝を伝えたい
そして次に会うときには・・・
同じ大人として恥ずかしくないひとりの人間でいたい


といいつつ
いつまでもあなたたちのラグビーを観るときには
「みーはーのおばちゃん」には変わりないんだろうけどね(笑)



何となく記憶があってつけた題名ではあったのだけれど
このブログのラグビーカテゴリーの一番初めの記事が
この子供たちが我が子の学年の子と一緒に戦ったそのことだったとは!
我ながらちょっと驚いてしまったのでリンク貼って見ました
うん、あの試合から始まったのね
で、思ってた以上に子どもたちからもらったラグビー体験多かったよ〜!

http://d.hatena.ne.jp/nadeshiko1110/20060703/1151890834