撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

お彼岸にラグビー

昨日は彼岸の入りだとか・・とりあえず3連休、初日はラグビー観戦
珍しいことに九州学生リーグ・・って今まで観たことって・・???
(あ〜・・1、2回は記憶があったな〜って程度)


どういう風の吹き回しかというと
子どもたちと同じクラブチームにいた子が数人出るようだったから
連休だし、郊外のグラウンドだし、ドライブがてら行くか!と


いました、いました
試合のある大学の子はもちろん
それを観に来た数人の大学生とラグビー好きおやぢ(笑)
試合の空き時間にはみんなで写真撮ったり近況報告したり
ちょっとした同窓会気分も味わえて楽しかった


そして実はもうひとつ気になっていたこと
ダンナがラグビーマガジンだったか大学のホームページだったかで見つけたこと
「この大学のキャプテンの名前ってさ、あなたの友達の息子さんじゃなかった?」


中学からいまの土地に越してきた私にとって
すぐ近くに住んでいた彼女はこの土地での初めての心許せる友達で
その時代から大人になるまで続いた数少ない友人
結婚して遠くへ行ってしまってからは年賀状だけのやり取りになって
相手の引っ越しやなにやかやでここ数年音信不通になっていたひと
もしかしたら彼女に会えるかも・・でもわざわざは来ないかなあ・・
などと心のどこかで思ってた


願えば届くもので再会!
何年ぶり?
もう10数年、もしかすると20年近くぶり・・
彼女が試合を観に行くのはせいぜい年に1、2回
ましてやこんなに遠くまできたのはちょうどお彼岸だったから
実家へのお参りを兼ねてやってきたとのこと
きけば、以前入院したという噂を聞いていたお父様は
私の父と同じくらいに亡くなられたようで
年月の経つはやさに改めて驚かされる
そういえば私の母が亡くなった時
どうしていいやら分からなかった私のところへきて
何人かの連絡すべき友人に電話をかけてくれたのは彼女だった
なんだかそんな彼女とこのお彼岸に会えたというのも
ラグビーのご縁+目に見えない力が働いているようで・・・(笑)


息子さんはフランカー6番を背負ったキャプテン
どちらかといえば小柄ともいえる体格
しかしながら自分から動いていく気迫といい
チームのみんなにかける声や落ち着いた態度といい
まさにキャプテンだった
ほんの小さな時しか知らないくせに
「あの子がねえ・・」となんだか感慨深かった


彼女とは中学生のころたっぷり時間を過ごした
バスケット部にいたはずの私なのに
部活の思い出より彼女の家でいろんなことしてたことの方が記憶がある
深夜ラジオのレポートコーナーに商品めあてに文章書いておくったり
手持ちのセーターにビーズの細工を施してみたり
かぐやひめの解散コンサートの録音を何度も聴いてみたり
ユーミンの曲の歌詞やS&Gの曲の訳詩をノートに書き写したり
お互い一人っ子だったふたりでいろんなことをしていた
見た目も性格も考えれば全然違ったのだけれど
当時の私はずいぶんと彼女の影響を受けたような気がする



体格も体力も全然なんだ
好きっていうだけでラグビーやってきたのよ


彼女がそういう息子さん
彼の心のなかにも彼女が影響を与えたものがきっといっぱい詰まってるんだろうな
高校でラグビーを選んでからラグビーをそこまで好きになった彼
彼のなにかがラグビーと反応して離れられなくなったんだろうか?
20年前には想像もしなかったけれど
いまここにこうしていることが決められていたような気がする
不思議な再会だった


久しぶりのラグビー
久しぶりのラグビーの力の不思議を感じた日
帰りがけに見上げた空は突き抜ける様に清々しく澄んでいた