撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ごっつい力(カーネーション)

カーネーションって、このドラマって凄い!と思う
昨日、戦後動き出した話でぐっと明るさを増したところ
今日は
戦争のことなんかみんな忘れて明日へ向かいたいけど
戦争が残したものは大きすぎてきつすぎて・・って
いろんなひとがいることをきちんと描いてくれてる
そして糸子は何のせいとか誰が悪いとか一切決めつけることはせずに
ただ受け容れてそしてそのなかから自分の信じる道を選ぼうとしている


闇市での糸子はホントにバイタリティ溢れるなあ・・
今の彼女にとっての価値感は
「おしゃれであること」
それ以外についての余計なことには口をはさまないところが面白い


そして糸子の中で結び付いたのが洋服とパーマ


それは何とかしたい八重子さんのためであることはもちろんだけれど
糸子のなかには自分の洋服とパーマ機をつかってつくられるヘアスタイルが
もう新しい時代に確実に流行ることが確信できている
パーマ機を買うことは多分賭けではなく投資レベルなんだと思う


「考えたらあかん
 なんも考えんで東京いこう!」


そこからさきの囁き声の糸子には笑ったな
まるで悪魔の囁き?
それとも怪しい恋の呪文でもつぶやくひと?
八重子さんの目がトロ〜ンとなってるのにまた大わらい
このふたりいいわあ・・


心は大事
でも心が正常に動くためには
からだも大事


志やひとの想いは大事
でもそれを健やかに存在させるには
日々の暮らしが、経済的な安定が必要



傷ついた心を慰めることも
もつれあって絡み合ったひととひととの想いを修復することも大事だけれど
まずは仕事、収入の道


その考え方が糸子の強さかな
戦争が終わったと聞いてまずご飯をゆっくり食べるというこのシンプルさ


だからこそ闇市もパンパンも
その生命の根源的な力が前面に出されているんだろう


まず生きること
生きていこうとしている芽を大切に育てること
いろいろなことはそれから!


ああ・・
あしたどうなるのか楽しみ!


それにしても重そうなリュック背負ったままで電話をかけてくれてたおっちゃん
いい味出してるね
闇市の食べものの器ふたつ持ったままではやる糸子をとめた場面もグッジョブでした(笑)