撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

金の雨・金の樹・金の想い

仕事帰り、小雨の中走らせる車に銀杏の葉が降りかかる
空から金の雨が降るようだ
黒く沈むアスファルトが金色に染まっていく


曲がり角を曲がると
街路樹の幹にライトアップ
木の葉を落とした裸木が黄金に光る


冷たい雨が降るのに心は暖かい
年が終わるにしたがって人の心はどこに向かっているのだろう
愛しいひと?大切な家族?会いたくてたまらないひとに・・・


どこの国のお祭りだかわからないもので
騒いだりプレゼントしたり・・・
それも悪くない
きっとこの国の口下手で不器用な人々にも
愛が溢れますようにと・・・
そう願っているひとが少し苦笑いしながら
それでも愛を胸に愛しい人のもとへと向かうのだ
きっと・・・きっと・・・


クリスマスまであと12日