撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

バレンタインデイ顛末

 ここ数年、大したことはなくても、それでも何渡そうか、どこで買おうか、それなりに楽しんでいたバレンタインデイ。こんなに盛り上がらないのはどうして?時間不足?予算不足?それとも愛情不足か!!?


 前日、ダンナと図らずも近所のスーパーに珍しく二人で買い物に行く。そんな地元の小さなスーパーでさえ、そこはかとなくバレンタインデイ・・それなのに、「今年どうしよう?」「いいよ、別に」「そう?」・・で、終わってしまった会話。ダンナに買わないのに息子に買うのもやっぱり変だし、今年はもういいや。


 バレンタインデイ当日はダンナは町内会役員の親睦日帰り旅行。わたしは夕方から先日亡くなられた方を偲ぶ会に出席で、夜のおでかけ。完全にすれ違い。夕方に帰ってくるものの、おそらく疲れと昼間の宴会で大して食べないであろうダンナの胃袋を予想して、上の息子に「たこ焼き作って二人で食べてて、足りなかったらお弁当でも買ってて」と、材料だけ揃えて頼んで出かけることにする。峻でも呼ぼうかな?などとつぶやきながら快く引き受けてくれたのは、先日作ったタコ焼きにかなりの自信を持ったからかな(笑)。


 帰り際に、綺麗なケーキ屋さんが開いていたので、たこ焼きのデザートになるかな?と、チョコの焼き菓子と、トリュフチョコを買って帰ったけれど、残念ながら峻は帰った後でした。なあんだ、それなら二次会もう少しゆっくりしてくればよかった。ダンナも寝てたし、みんな疲れてたので、ホントに本日のチョコはなし・・ああ、ちょっと情けない?と、やっぱり淋しかったりして。でもまあ、仕方ないよな、二兎を追うもの、一兎をも得ず・・の気分(いったいどこがじゃ・笑)。


 で、昨日、今日と、冷蔵庫に保管したチョコを見つけたひとにだけ、ひとつずつ配給しております。トリュフチョコはわたしだけこっそり味見したのだけど、相当おいしかった。長男に明日ばらしたら一気になくなりそう・・。


 息子たちにもあと何度送ることができるのかな?これってやっぱり「私からのチョコ、受け取るにきまってるじゃん!喜ぶにきまってるじゃん!」っていうくらいの思いこみがなければ送れるもんじゃありませんね。ってことは、ほら!絶対美味しいんだから、食べてみてごらん!っていうチョコを知らないと渡せないな、こんなに大きくなってしまった息子に対しては・・。そうやって考えてみると、「どんなチョコでも嬉しい!」っていってくれる相手がいる年はそれだけで幸せなのだと思うよ(笑)。