撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

バレンタインデー前夜

ほんの五日前が私の誕生日である
しかも一日遅れでケーキを買ったので(それも2個も!)
ほとんどチョコレートはそれで足りてるんじゃない?と言う感じ
某ドラッグストアでガーナチョコレートが87円なのを見て
ダンナが「マツキヨのほうが安かった78円だった」ってなんの意味のある発言?
「じゃあ、160円渡すから今年のチョコね」と喉まで出かかった私


去年は1月に亡くなったかたを偲ぶ会がその日にあって出席していた
峻が来るかもというので、そのころタコ焼き作りに凝っていた長男に
「材料は揃えておいたから作って食べておきなさい」と任せて出掛けた
昔馴染みのお兄ちゃんが同級生の死にどっとショックを受けていたので
二次会までつきあってたら、家に帰り着いたときにはもうみんな寝静まって
もちろんお客さんは帰ってしまった後だった


今日、バイトに行く前の長男が「峻から電話があった〜」って
夕ご飯食べにくる?今日でも明日でもいいよって思わず言ったけど
今日は長男がバイトで遅いし、明日は高校生は平日やろうもん!ってダンナ
いやいや、あなたのように人が来ると酔いつぶれるまで飲むわけではないのですから
夕ご飯くらいは別によかろうもんって
ふたりで言ってる間に何も言わずに長男はバイトにでかけて行った


まあ、何があるわけではないけれど
明日はチョコレート多めに買っておこう・・・などと思ったりして(笑)


お昼間にお向かいで見た梅の木を思い出す
おじちゃんが鉢植えのちいさな梅の枝を出してきて
これと、庭のあの梅の木と同じ時に挿したんだよ
これはまだこんなで花もときどきしか咲かないけれど
あれはあんなに大きくなって不思議なもんだね・・って


こんなこと言ってるわたしたちも
いつの間にか沢山の御縁をいただいて
いつのまにかいろんなひとと笑いあえるようになっていったんだよね
昼間は次男の友達が3人ばかし家に遊びに来て
幼稚園の時に知ってた子が見上げるように大きくなってたことに
びっくりするやら嬉しくなるやら
年とともに幹は古びていったとしても大きく枝を伸ばせるのが嬉しい


開いた花も
ピンクを中に抱いた蕾も
まるでわたしたちの心みたい
植物とは違う周期で
でもわたしたちも自分のなかに色々蓄えたり堪えたりしながら
自分の咲くべき時に咲いているんだろう


きれいに咲いた花に乾杯
そして今から開くつぼみにワクワク
何度でも何度でも花開かせよう
望む分だけ、試みるたびごと
きっと繰り返せるはずだと思うから・・・