撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

とある一日

 明け方に誕生日おめでとうのメッセージをもらった。ダンナは早出だったので、自分で起きていくからいいよと言ってくれて、少しだけ朝寝坊できた。次男はきつそうな顔をしていたけど、えいと弾みをつけて送り出す。午後から8時ごろまでの仕事に備えて、2時間ばかり二度寝をしてエネルギーを蓄える。お昼前に夕食のカレーを仕込んで仕事へと出かける。今日は家にいた長男が車で送ってくれた。仕事は相変わらず毎回ライブで動くので忙しいけれど、少しばかり手ごたえあり。スタッフの皆さんにありがとうを言って、今日も何とか無事終えたことを感謝する。迎えに来てくれた長男が「ケーキ買ったけん、いっそ予約しておけばよかった!」って。帰ると次男が仕込んでくれたご飯が炊けていた。潔く固めで、今日のカレーと絶妙に合う。ゴミ捨てはダンナが済ませてくれていた。急いでサラダを作ってシンプルな夕御飯を4人そろって食べる。で、ケーキもすぐさま食べた。


 なんとなくいつも力の入れ方が分からなくてなんとも不自然になっていた自分の誕生日。今年はなんとも自然体。さりげなくあたたかく、さりげなく嬉しい。家族それぞれの過ごし方があるのだろう。そしてその時々での過ごし方があるのだろう。いまのうちの家族はこんな風にさっぱり、ちょっと慌ただしく・・がうちらしいのだろうな。それとはまた別に、家族以外に、わたしの誕生日を覚えてくれているひとがいてくれることに感謝している。