撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

乗り越える

すっごく気にいって買ったサンダルなのに
それを履くとことごとく雨が降り出してしまうという
なんだかいわくつきなんじゃないと思える一足
昨夜は仕事を終えて家に帰ってご飯を作って食べて片付けて
「なんだか飲みに行きたいなあ・・」とつぶやいたら
「行ってくれば?」と理解あるダンナ
ホイホイと出掛ける私も私ですが・・・(笑)


いつもの店で一杯
そこを終えてから歌い足りな〜いともう一件
店を出ると雨模様
やっぱり降ったよ、このサンダルったらまったくもう!
といいつつ、傘を借りて昔馴染みの店へ



店主は書き置きを残して不在で勝手に飲んじゃうよといいつつ
携帯へ電話するとすぐ帰るよ〜と一体どんな店なんだ(笑)
出会って25年とか28年とかいう古い友人たちで
10年後はどうなってるんだろうとか
自分が死ぬときはどんな形がいいだろうとか
普通なかなかしないような話をしながら
生グレープフルーツで二杯目のカクテルをつくってもらって・・・

BGMにはさりげなくsogaさんの昔のバンドホットロッドの曲がかけてあったりして・・


そうだ!歌い足りなかったから来たんだよというと
店主さりげなくアコギをくれてはい!とひとりに渡すと
店主ももう一本のギターを抱えて
弾くとはなく弾き始めるとこはまるで音楽部の部室のノリで・・
今日のところはたわむれに二曲ばかり・・
二人とも博多では知る人ぞ知るプロのミュージシャンでギターとベースで・・



翼をください」と「いちご白書をもう一度」を歌って大満足な私は
そろそろ帰るね〜と
そのときにかかってたBGMはメロディフェアだったりしてこれまた懐かしくて・・・


外にでると雨は上がって空は朝をかくしているようにどこか優しくて
ああもう幸せだあ・・
私ってやっぱりずっといろんな人に守られて幸せをもらってここまで来たんだと
サンダルのいわくなんかも乗り越えちゃって
タクシーで家路に着いたのでした
うん・・・
上を向いて歩こう
明るいほうへ進もう
そうすればきっと明日はもっと幸せになれる
いや、幸せはいつもそこかしこにちらばっているに違いなくて
わたしたちはそれに気づいて大切に拾い上げればいいに違いない