撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

相談する相手(芋たこなんきん)

 町子さんのおかあさん登場。なんともほんわかおかしくって可愛かった。
町子が結婚を打ち明けたとき、歯痛を我慢してた場面を思い出しました。


 弟が町子におかあちゃんのことを相談しにくる。孝子には秘密って。
かあちゃんが、町子と健次郎さんに相談があるから...ってやって
くる。どんな相談やろうか?医者の健次郎さんにまで...?と気が気では
ない町子。しかしながら、ハワイ旅行のための他愛もない悩みごと。
町子が「そんなんで(写真うつりが悪い)パスポート再発行できる
わけないやないの!」というのは最高におかしかった。日焼け止めの
塗り方といい、本人は本気で悩んではるんやから...。


 こんななんでもない、でも心に引っ掛かることを相談できる相手がいる
っていい。まじめに相談して、笑われても、あきれられてもいいって
いう相手がいるって幸せだと思う。こんなちいさな悩みごとを打ち明け
られる間柄だからこそ、いざというときに、自分の全部をさらけだして
ゆだねられるのかな...とも思う。とすると....しょうもないことで泣き
ついてくる家族って、私のこと信頼してくれてるのかなあ?


 今日素敵だったのは、町子とおかあちゃんがやあやあ言ってるのを
微笑ましく見ながら、さりげなく「御飯食べていかれませんか?」と
かあちゃんを誘う健次郎さん。このごろはどうか知らないけれど、
からしてみれば、自分の身内がきたときに、自分だけでなく夫が歓迎
してくれたらとてもうれしい。気を使う人はなおさら、この一言がないと
自分では誘えなかったりもするものだから...。母の妹が言っていた。
姉さんの家に遊びに行って帰りがけに義兄さんが「またいらっしゃい」
と言ってくれるのがとても嬉しかった...と。


 愛情のあらわし方は幾通りもあるに違いない。