撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

大人と子供(芋たこなんきん)

 フォークダンスで女の子の手を握ろうとしない子供。大人に
なってあんなチャンスなかったって気づくって。でも、今は
それじゃ通用しないけれど・・。大人と子供。


 夫婦喧嘩の様子で飛び込んでくる近所の奥さん。子供達に
あっち行っとけ・・というと、は〜い!と素直にその場を
あけてくれる子供たち。そいっでもって、こっそりきいてたり
して・・・。大人の場所と子供の場所。


 昔は、法事なんかあると、子供みんな集めて最年長のいとこの
お姉ちゃんなんかがめんどうみてくれてたよね・・って話した。
子供には、子供の世界があったような気がする。無理して大人に
付き合わされることもなかったかわりに、入れて貰えない大人の
世界もあった。よく分からないからこそ、早く大きくなりたかった。
一度は大人になってみたいものだ・・と思えたような気がする。


 大人と子供のあいだの壁は適度な高さが必要だ。向こう側が
見えないほどにそびえ立っても困るけど、すべてがすけすけに
見えすぎて乗り越える価値もないと思われても問題だ。もちろん
魅力的な大人がいなければ、おとなになんかなりたくない!