撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

年下の男はお好き?

 昨日の昼下がり、だんなと買い物の帰りの車の中から中学生らしき
男の子たちの集団を見つける。なんしよっちゃろ、あんなところで?
その中におばちゃんらしき人一名。もしかしてなんかしてお説教でも
されてる?と、思っているときにその中のひとりの男の子がこちらに
向かって大きく手を振る。あれ?こないだ次男がお世話になった
お兄ちゃん?ちょっと行ってみよう・・ということに。


 「この子達が何かしました?」と保護者の気分で近づいてみると
おばちゃんも近所のひとで、よくきくと、「たまたま出会ったので
挨拶をしたら、話しかけられてそのまま立ち話している・・」という
ことらしい。おばちゃんったら、若い男の子4人相手に、楽しそうに
しゃべっていた。「かわいいっちゃん。いい子たちやもんね」さらに
「悪い子なんていないよ、ちゃんと話したら、ちゃんと話してくれる」
と、一番しゃべっていたのはおばちゃんでした。


 自転車乗り回してたら、どうかすると恐い兄ちゃん・・に見えない
こともない彼らも、切り上げることもせずにおばちゃんの話に
相づちを打つ様子は、小さな紳士たちに見えました。人って、人から
どんな風に扱われるかによって形作られるのかもしれないな・・
なんて思ったりして・・。


 お先に失礼します、と彼らをおばちゃんのもとに残して帰ってきた私達。
彼がいつになく大きく手を振っていたのはあのおしゃべりから助け出して
くれというSOSだったのかなあ?まあ、あれも人生勉強のうち・・と笑って
いた私達ですが、ちょっぴり降り出した雨に出てきた新たな心配は、
「あのおばちゃん、そろそろみんなを解放してくれたかなあ?
 濡れたら可愛そうだよな中学生たち・・」
というところでした。