撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

機嫌よう暮らす(芋たこなんきん)

 町子が友人になんでよりによってカモカなん?と訊かれて
話す。可愛げがある・・一緒にいて楽しい・・二人でいると
これからも楽しいことが起こりそうだ・・・と。


 一人でも生きていける大人が、二人で生きていきたいと思える
関係。それこそが、結婚であって欲しいと思う。一人でいたって
二人になったって、煩わしいことはやっぱりあるし、大変なことは
大変に違いないけれど、ふたりでため息つきあったあとに笑える
ような、思いっきり言い合って吐き出したあとに、お腹空いたね
って美味しいもの食べて仲直りできるような、そんな間柄でいたい
と思う。重い荷物を抱えて歩くことは変わらなくても、一休みして
空を眺めた時に、ああきれいな空だねって、一緒に美しさを話せる
相手がいることは、人生を膨らませてくれるような気がする。


 「僕と結婚したら面白い小説いっぱい書けるよ」
 結婚に敢えて理由をつける徳永先生、これは、シンプル流に反した
のではなく、相手が動きやすいように考えた思いやりであって、大人の
臨機応変、粋というものでしょう・・・。ほな、またな!