撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

かもか(芋たこなんきん)

 でた〜!カモカのおっちゃん。恐竜とか、化石とか言われて
ますけど。命を削って創作する作家というもの・・に、命
削ったりするようなもんはあほやと、いやまあ、落ち着いて
話せば、お互いの言い分は分かるし、誤解も解けると思うん
ですが。言葉をいろんなかたちで味付けする作家に対して
「命」という言葉にだけは、ストレートに向き合いたい医者と
いうもの・・というところでしょうか。


 大阪でかもかというと、そんな存在だったんですね。子供が
悪いことすると、「かもかがくるぞ〜!」って。東北の方で
言えば「なまはげ」みたいなもの?純情きらりで、冬吾が徳治郎
のことをなまはげといってたのを思い出しちゃいました。


 誰かが言ってた。昔は、「お天道様が見てる」とか「閻魔
さんが見てる」とかいって、子供にわるいことしたらいかん
っておしえてたけど、このごろあんまり使わないよねえって。
 こういうものって、ホントに見てるかどうかじゃなくって、
自分の心の中に、そういう部分があるかどうかってこと。だれが
見てなくっても、お天道様に見られてるかも・・っていうのは、
自分の心に恥ずかしいか恥ずかしくないか、そんな大切なこと。
 お巡りさんにつかまるよとか、こわいおばちゃんが見てるよとか
(病院で騒いでたら、注射されるよ、なんて言ってる親がいたりして、
そんな無駄な注射はしません!って看護婦の友達が怒ってたことが
あった・・)そんな言い方と違って、すっごく深くて、普遍的だなあ
って思います。