山本鈴美香
「エースをねらえ」の原作を書いた漫画家・・といえば、なんとなく
わかってもらえるかな?ファンも多かったと思うけど、いつの間にか
描かなくなっちゃって、何となく謎の漫画家でもいらっしゃいます。
「エースをねらえ」は、去年読み返した。なんか、すごいと思った。
主人公をまわりのみんながとてつもなく大きな愛で支えている。
高校生レベルじゃない!はっきりいって。それこそ、大きな才能を
持った人の苦しみと、それを支え助ける使命を担ったひとびとの
苦悩。昔見えなかった人間関係とその内側の心がとても興味深かった。
宗方コーチとひろみの関係は、究極の師弟愛を超えて、なんとも
剥き出しにされた魂の恋愛・・というようなエロチックなものを
感じてしまった。胸をえぐり出されるような感覚でした。
昔から好きだった作品は「ひっくりかえったおもちゃ箱」。若くて
美人のおばあちゃまが素敵です。「人生っておもちゃ箱をひっくり返して
いくようなもの・・」「一時の苦痛はそのあとにすばらしいことが
おこる前触れ」。いま読み返すと、かなり深いです。
ひっくりかえったおもちゃ箱 H2O!前代未開 (SGコミックス)
- 作者: 山本鈴美香
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1990/01
- メディア: コミック
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幻の「愛の黄金律」これは、ノーコメント。でも、もし続きが出たら
読みたいような・・それとも、未完で終わっているところが、いかにも
この本をあらわしているのかしら・・などと考えてしまう・・。
・・・知ってる人いるかなあ?・・・