撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

私、絵を描きたい(純情きらり)

 今日のきらりは盛りだくさん、一日でこんなに進んじゃっていいの?
というくらいでした。


 守田さん出征。せめてものはなむけに明るく騒ぐマロニエ荘の仲間。
しかしながら、戦況が悪化しているのも、現実を見据えている人たち
には周知の事実。守田は、生きて還れぬ覚悟。八重さんには死んだもの
と思ってくれ、と、仲間達には自分の分までいい絵を描くことを約束
してくれ、という。


 精一杯明るくふるまって送り出してやろうとするやすじ。守田に
かたく約束する冬吾。どこまでも希望を捨てない明るい瞳で見守る
桜子。どのひとも、精一杯の心遣いだ。戦地に赴く人に、本当の
ところ何もできないけれど、心を受け入れること、そのひとの生を
うけいれること。生きていてほしい・・本当はそうなのだけれど。


 なんだか、ホスピスの話とか、ガン告知の問題とか、そういうものを
思い出しました。死を覚悟することは、並大抵のことではない。そして、
死を考えることは、とりもなおさず生を考えることに結びつく。


 恋人の出征を見送った八重さんが、「わたし、絵を描きたい。いっぱい
絵の具を使って、思いっきり絵を描きたい」といったのに、画家の
欲求とともに、たまらない、生命へのこころの流れを感じました。


 つづきはまたあとで・・・。