撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

秘密(純情きらり)

 秘密を共有する、ということはある意味特別な関係を
つくりだすと思う。その人だけにうち明ける、ということは、
その人への特別な信頼なくしてはできないと思うから。


 ある人にだけ隠す、ということはどういうことだろうか?
そのひとにとって、あまりに重すぎること、辛すぎることを
肩代わりする意味で隠す、ということもある。最後まで、隠し
通す覚悟と器量があれば、それもありだろう。それが露顕した
場合、隠された側としては、仲間はずれ、一人前に見られて
いないなどと情けない思いをすることは否めない。


 今日の最後の場面は辛かったな。「その工場はどこだ」と
笛子。(笛子のこの言葉遣いがでてくると、ぶるぶるっと
背筋が冷たくなります!)冬吾に、なんでこんなことを・・と
詰め寄る笛子。後を追ってきた桜子。「冬吾さんを責めんで!」


 なんか、三角関係の修羅場みたいじゃん。


 桜子さん、久しぶりにやってくれちゃいましたね!と言う感じ。
杏子の言うように、いつまでも隠してはおけん・・とは思うけど、
普通、冬吾さんの方から言ってもらうもんですけどね、一番びっくり
したのは、冬吾でしょう。まあ、潮時といえば潮時ですが、大きな
問題の解決の為には、それだけ大きな何かが必要ということでしょうか。


 昨日から、河合隼雄さんの本を読み出したので、少し落ち着いて
いる私。「一生懸命悩めば、必ず解決の方向に向かうことを知って
いるから、一緒に悩むことが出来る」。
 安心して悩もう。大切なのは、きちんと向き合うこと。