撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ももえとその娘たち(吾輩は主婦である)

 ももえに置いていかれた、ふたりの娘たち。あまりの扱いにくさに
手を焼くちよこ。ショッピングセンターのなかのゲームセンターで、
遊ばせているときによぎる考え。ちよこ「置いてっちゃおうか?」
その場を離れるちよこ、「おい!」と追い掛ける漱石。そして、
それに気付いて立ち尽くす子どもたち。


 な〜んかふたりの子供たちの風体と表情が、妙にリアルで「置き去りに
されるこども」というシチュエーションに胸が痛んだ。ほんとに置き去りに
されることはめったにないにしても、親の都合で、振り回されて、置き去りに
される、子供の本当の気持ちや、子供らしい時間や、ゆったりと甘えたり
わがままを言ったりする余裕。このごろ、大声あげて駄々こねてる子供と
遭遇することが少なくなったなあ・・なんてふと思う。(それは、行動の
時間帯が変わったから私が会わなくなっただけかな?)


 ももえのキャラは強烈で、やすこが普通の人に見える程です。最初に
ブリッ子した時に、たかしから「かわいくないぞ!」と突っ込まれてますから
安心して楽しめました。「自分の都合のいいところしか聞いてないから・・」
って、そういうひとは、けっこう多いと思うぞ、リアルだ!


 反省してもなかなか変わらないのは人間の常でしょうか。あまり追求は
したくないももえさんたち親子のその後・・ですね。