撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

おかあさんは泣き女(吾輩は主婦である)

 なまはげなきおんなあかぱじゃま なまはげなきおんなあかぱじゃま


 なんか、早口言葉になりそうですね。なまはげおでかけっていうのも
面白いなあ!何回かみてて思ったんだけど、セリフ回しが独特で面白い
のはもちろん、俳優さんたちが、みんなとてもきちんとした発音で
しゃべっていますよね。ミュー研だから?ってそうじゃなくて!
 きれいな言葉で、きちんと会話する家族とか、関係とか、それだけで
とてもいいなあと思う。簡単なようで、意外と出来てないときがあるから。


 ちょっと脱線してしまった。えっと、思い出したのは、大学の時、英文科
の友達がやるというので見にいったシェークスピア真夏の夜の夢」の
英語劇。ストーリーは知ってるけど、セリフまではわかんない。それほど
詳しくないし、英語もわかんないし。でも、ある人のセリフだけは、意味が
わからないのに、惹きつけられて、ずっと聞いていたい気持ちになったの
です。今になって考えると、あのひとは、シェークスピアの意図する
言葉のリズムや音楽性をあらわしてくれていたんだろうな〜と思う。センス
があったか、練習を重ねて自然にそうなったか。


 演劇の魅力って、そんなところがあるのかなあと思う。ストーリーを追う
だけでなく、言葉に楽しませてもらうだけでなく、何気ないのについひき
こまれてしまうとか、心地よい気持ちで見終わる、というのは案外そういう
言葉が、音として発せられた時に持つ、不思議な力を感じるからかもしれない。