撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

昼の月

見上げると青空に浮かぶ月
ひさしぶりね


どうしてこんなに考えているのだろう
ううん
考えても悩んでもない
ただあなたのことが思い浮かぶだけ
淡くうすいブルーを透かす昼の月のように
ふと気づくと心の中にある


ふたりだけの夜のことも
ふたりだけの場所のことも
過ぎ往くときに洗われ
夢のように儚げだけれど
それでもいいと思った時から
私の中では輝きを増してる


夢の中で
あなたの肩に頭をのせて
あなたの体温を感じながら踊ることにしましょう
ふたりの好きな曲を低く流して
目を閉じてゆっくりと


まぶたには昼の月
いつかみたいに
力をこめて抱きしめてちょうだい