撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

泣くでしょう・・・

ひとの想いというものは
これほどまでに残り
そして綺麗に仕舞い込まれているものか


音楽はフリーズドライにされた記憶を
一瞬にしてよみがえらせるお湯のようで・・


見つめ続けた恋
実らなかった恋
二度と会えない恋・・・




どの曲が一番好きかなんて
どのひとが一番好きだったかと問うような
とてもとても聞けなくて
(聞きたいときもあるけど、たぶん聞いて後悔して・笑)
ましてやとても答えられるものでもないな
きっと
答えるときはそれは答えとして何の意味も持たず
ただ心の中にさざ波が立つように
懐かしさとほろ苦さがあふれているのだろうな・・
そう、きっと真実を探りながらも
それと同じ数だけの嘘をつくような・・・



ふと思い出に浸った朝
どこまでも懐かしく優しい思い出になってしまった
もう二度と会えないという一番悲しくて淋しい恋の歌
ああ・・でも
いつかまた違う場所で会えたときに微笑むことができるように
こんなに思い続けているのかもしれない
いまはいないひともきっとどこかにいるに違いないのだから・・・