2012-02-26 かりそめの春 雑 すこし緩んだ空気に 優しい嘘が似合う 春だから許される軽口 触れ合う肩に温もりは感じても 握るその手はなにも語らない 本当の恋を知ったらね 偽りの恋は要らないのよ ほら 解いた掌に余韻は感じない いまはまだかりそめの春 私の胸の中 梅の花すら硬き蕾のまま