撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

今夜となりにいてほしいひと

先週来、いろんなことが起こりすぎて少々パニック
ただでさえ忙しい時期だっていうのに考えようとするといくら時間があっても足らない
かといって考えないわけにもいかないし・・という状況


でも考えてもどうにもならないことは飛び込むしかない
計画をたてながら目論見ながらなんとかやっていくしかないな・・
と、腹を括ったのはいいとして
人間長所はまた危険個所にもなるわけで次のトラブル発生
どうしよう?と思う間もなくそれなりの解決というか終結
自分の力の小ささも感じるし、自分の危うさも充分感じさせられた
どこかでいい気になってると必ず痛いしっぺ返しがくる
かといって、萎んでしまっていてもこれまた碌なことないし
その加減が難しい
その両方を忘れずに自分の中に抱え持ち続けることが力が要る


と・・・
降る雪を観ながらつらつら考えていた今日の午後
本当は愛車の定期点検のあと県立美術館の駐車場に車を停めて
美術館とそのあたりをそぞろ歩きしようと思っていたのだけれど
福岡ではめずらしく
「もしかして積もる?」っていうくらいの勢いで降っていた雪に恐れをなして
早々地元に帰り三日くらいは籠れるかもって食料を買って帰宅


ふと思う
ああ・・県立美術館にいって須崎公園を通ってみたかったんだ
いままでの生涯で一番寒かったデートの場所を確認したかったのかも・・


どうしてそんなことを思ったのか不思議
でもこのところ凄く感じるのは
これまで出会ったひとと交わした様々な想いで今の私はできているのだということ
親にしても然り、近くにいたひとや、好きだったひと、どうかすると忘れたい記憶のひとですら・・


夜は早じまい
一冊の本と一緒に布団に入る
心に響く言葉がどんどんでてくるというのに
何回も眠っては目覚め・・を繰り返しているのはどうしてだろう

ひとり暮らし (新潮文庫)

ひとり暮らし (新潮文庫)


わたしの心の中のこの混沌としたものを
おだやかで端正な言葉であらわしてくれる心地よさ
生きていくうえで避けられない孤独と贈り物のようにあらわれる素晴らしいもの
この「喜びと寄る辺なさ」を感じさせるもの
となりにいて言葉を交わしながらまどろみ、
時折手を握ってはその温もりを確認する・・
そんな一晩を過ごす恋も悪くない


今夜は多分、谷川俊太郎さんに恋してる・・・