撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ほとけさま(カーネーション)

昨日の糸子のなにかが壊れたような
恋の何かが降ってきたような不思議に素敵な効果音が鳴ってからの続き・・
で始まった今日ですが
木之元のおっちゃんに「熱あるんちゃうか?」って言われて
(不思議に自分勝手のようで意外と細やかなおっちゃん)
不自然なほどむきになって「熱なんかないわい!」って叫ぶ糸子
井戸の水で顔を洗いながら(頭を冷やしながら)自分につぶやく言葉は冷静
確かに、そう
周防さんは職人として糸子とのつながりを喜んでいて
糸子のことを魅力的な人物と思っている
そこまでは事実、なにも都合の悪いこともやましいことだってない
自分に向けた「勘違いすな!」はとっても現実的なアドバイス
友情やひととのつながりが、美味しくて滋養のある食べ物だとすれば
恋は・・・好意に素敵な粉砂糖をふりかけたような特別のお菓子ですもの
(粉砂糖は自分でふりかけること多し・笑)


北村さんの首根っこをまたもやつかまえてひっぱって
「現場を見せなあかん」と、小原洋装店に連れてくる糸子
あんなガラ悪そうなおっちゃんが店先におっても
女のお客さんたち意外と誰も気にしないもんだなあ・・
北村さんがホントは怖くないこと見抜いてるのかな?
糸子がそれだけの安心感を与えているのかな
そりゃ、周防さんが座っているほうが思わず目が行って女性は騒いじゃうかな(笑)


で、まったく糸子の考えてなかったこと
かあちゃんとまさこさんにより北村さん、小原家の夕食に歓待される
気持ちよく飲んで、気持ちよく酔って、
なんだか心の中がトロ〜リと幸せにとけだしたように・・(笑)
「おかあさん、もしかしてほとけさまでっか?」
なんて、なかなか言えるセリフじゃありません


翌朝、光の粒子が降り注ぐような画面のなか
もう目は覚めているけれど
少しだけ眠ったふりをしていたくなるような幸福な気分・・
微笑みながら目をつぶった北村さんのその顔も
まるでおだやかなほとけさまみたいだったなあ・・と
なんだか涙がでそうになるように幸せな気分をもらいましたとさ