撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

浮かび上がる月

土曜日から風邪もよい
月曜に病院行ってお薬もらって
それでも火曜水曜と外せない仕事やら用事やら
水曜夜は多分・・・体温計は見ないほうがいいね・・って状態
木曜日は思いきって午前中眠ってなんとか仕事を終えたらもう月がでてた 
あら・・ひさしぶりに会えたね、お月さま・・という感じ


今日はそれよりかなりいい調子で
朝から本格的な寒さになったもののそれもまたよしと
一日仕事!


仕事を終え、駐車場に車をとめて家まで歩く道は
数百歩のクールダウン
今宵のお月さまは?と見上げると遥か高みに煌々と光を放っていた
空もなぜか青く見える
夜バージョンの青空に白い雲が浮かぶ中、まん丸の明るいお月さまがそこにいる
ゆっくりと流れていく雲が月にかかっていっているはずなのに
まるで月の後ろ側をとおっているかのように
月はたじろぎもせず、ただそこでそのまま輝いている


ふしぎ・・不思議・・フシギ・・
上を向いたまま家まで歩く
まだ不思議がおさまらず、しばし立ち止まったまま見上げる
曲がり角からきた車にやっと我に返り我が家の石段を一段登ったものの
まだ少しだけ名残惜しくて
松の木の間から見える月に最後のご挨拶をして家に入った


どうやら今日の月はどこの夜空でも明るく輝いているらしい
雲も、風も、紅葉も、枯れ枝も
すべて通り越してその光を投げかけてくれてる
どうしてこんなに美しいのだろう
どうしてこんなに魅かれるのだろう
遥か昔から
同じ月を見てたひと
同じ月を見てるひと
すべての想いも映して輝き続けるのだろうか・・・


すこしだけその美しさに畏れを感じながら
その月の光を浴びるしあわせを感じた夜・・・