撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

まずいもんはようつくらん(てっぱん)

「食べることは人生で一番大切なこと」
で、就職決まり
いかにも作りごとだけれど、ひと掬いの真実があるところがいい


初音さんは見ようによってはいじわるばあさんだけれど
あかりがものを美味しそうに食べるのを見守るときだけはとても優しい表情
ひとの心の真実もまたどこかに隠されているのかも・・・


「まずいもんはようつくらん」
どんなに冷たく当たっても、どんなに口が悪くても
初音さんがおなかのすいている人に美味しいものを何も言わずにふるまうことは
彼女にとってのひととの接し方
出会った人と優しい会話を交わすことと同じことなのかもしれない