撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

打ち上げる

今日は福岡は大濠公園の花火大会
なんとNHK教育テレビでその模様が放映されるというので
夕飯はその時間に合わせてそれからいままで観ていた


最初は
「テレビで花火なんて邪道」とか思いつつも
最後の乱れ打ちからナイアガラの滝(仕掛け花火)などはもう圧巻
夏のまとわりつく空気と火薬の匂いがない分現実味には欠けるけれど
終わってからの地下鉄の混雑に会わないで済むというのは極楽
何事も一長一短はあるものです



花火のその美しさだけではなく音が昨日の夏祭りで聞いた和太鼓の演奏を思わせる
ただ一瞬に消えていくものをなんと美しく拵えるものか!
一瞬で消えるから美しいのではない
一瞬のためにとてつもない想いとエネルギーを注ぎ込んであるから美しいのだ
残るものも消えるものも
強いものも脆いものも
動くものも動かないものも
それはそれが一番似合った形をとっているだけで
どれもそれに懸命の想いと技術とエネルギーが込められているぶんだけ美しいのだ


遠い日、赤坂門に住んでいた、親戚の家から出掛けてみた花火
学生時代、グループで車ででかけとうとう降りられずに車中で見た花火
数年前、たまたま8月1日に飲みにいくことになりどうせなら・・と見た花火
そして、いつかは・・・と思い描く花火


今年48回目・・と聞きほぼ同じ時代を過ごしてきたのか・・と感慨深い
福岡でこの花火大会が続くことに
何とはなしにどこか安心する想いがあり少しだけ誇らしい気がする
これからもどこで見てもたとえ見なくてもずっと続きますように・・
夢を・・希望を・・未来への約束を・・ずっと打ち上げ続けてほしいと思う