撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

今・昔(ゲゲゲの女房)

なんとなく思う
私くらいの年代が昔を知っているちょうど境目なんじゃないかと・・
自分では体験してなくても、まだ歴史ではなく過去としていろいろなことが語られていた頃の・・


嫁は旦那の実家に尽くすのは当たり前で
子供が親のために仕送りなんかしてた時代で・・・
それはきちんとしつけられた娘ほどきちんと考えているもので・・・


茂の兄がどうも気に入らない
しかしながら考えてみると兄は兄で言い分があるのだろうな・・とも思いつく
自分は働いて所帯を持ってきっと長男の務めもある程度果たして・・
かたや茂はいろいろあったとはいえひとりでいままで好きに暮らして(と、見えるかも)
そばに身内の家があるのだから家族で風呂に入りに行くぐらい何が悪い!と
で、とうぜん、嫁が来たといっても何をかまうことがあるものか・・と
弟のものは兄のもの・・というくらいの身内の考えなのだろうなあ・・
(自分のものを分け与えるほどの余裕は暮らしにも心にもなさそうだけど)


母や祖母から伝え聞いた嫁の苦労がしのばれる
そんな時代のなかだから
母の妹が
「姉さん(母)の家に遊びに行った時、
 義兄さん(父)がゆっくりしていってくださいね
 っていってくれたのがとてもうれしかった」
ということになるのだろうな・・とあらためて思う


物語の中のリアルはほろ苦い深みをくれる


しかしながら、青春時代の胸の傷はリアル過ぎてみていられないほど
そしてつきつめれば恋心も実は今の自分につきあたる
「いいことなんかない」とつぶやいたその叫びがやけに悲しかった
自分をなくすほどにたかぶったその不自然さとともに・・・
こればかりは
自分で乗り越えるしかないものなのだろうな・・
そこだけはいつの時代も同じなのかもしれない


とうさんの叫び(笑)
さてここでは通用するものでしょうか?
明日が楽しみ