撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ここから(ゲゲゲの女房)

新居についた茂と布美枝
想像していたのとは全く違う・・というより
今まで想像したこともないちょっとひどい有様の新居
えっ?ここにひとが住んでたの?という感じ(笑)
それでも仕事場だけはひとがいる気配のする部屋だったから
きっと布美枝がいれば家全体が息を吹き返して色を持ってくることだろう


だめだめ、比べちゃ!
ここから始まるんだから


何もない台所で自分に言い聞かせるようにつぶやく布美枝が可愛かったし
ほんとうにいい子だな・・って思った


茂のことをお母さんとお父さんが
戦争に行って命を落とした人もいるのだから
生きて帰ってこられたことは幸運だと思う
と、言っていたことを思い出す


自分に与えられたことを受け入れること
すべてはそこから始まるのだろう
ないものを悔やんだりひとを羨んだりするのではなく
すべてはここからはじまるのだ・・と
未来はここから無限に広がっていくのだ
きっと、その志の高さと心の広さのままに・・・


それにしても最後の終わり方はけっさくだったな(笑)