撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ラグビーマガジン12月号

 久しぶりのオフの日、朝からラグビーマガジンを読んでる。今月号楽しい!
と、いうか、ゆっくり読む暇もなかった自分を振り返る。心にアンテナを張っていれば
すべてのことは輝いて見える。


 藤島大さんのコラムにまずガツンとやられる。意味もなく涙が出るときにはそういう
ものが足りなかった証拠。もしこれが食べものだったらきっと今頃胃袋と五感がとろんと
幸福に浸ってる。誰もが知っているひとは誰もが知っているけれど、今まで知らなかった
ひとの魅力をさらり書かれるとトップリーグに俄然興味が湧いてくる。どこにでも
いい男は居そうだ。


 筑波大と帝京大の試合に関しての記事。福岡高校から筑波大に行った中迮は気に
なる選手。そして気になるキーワードは「大胆な割り切り」。


 どの記事の中だったか、どうもいま一つと思えるところは、自分のチームのいいところ
を生かせていない・・と。合理的にチームをつくっているつもりで、特徴のないチーム
になってしまっている・・と。上位チームは意外とこだわりをもっているようだ・・
と。これは藤島大さんが花園の解説で言われていたことにも通じるなあ・・。あまりに
定石にこだわっていると、力が同等以上の相手に対する不利な試合な時にはただ負けて
しまう、今まで自分たちが一番練習してきたこと、一番自信のあることをやっていく
べきだと、そうすればなにか突破口になる・・と。


 拓大のCTBはカメルーン代表選手だった・・の記事。選手の名前がセルジュ・ヤカン。
なんかさぁ・・日本のラグビーにとって(?)ヤカンって特別な響きがありそうで・・・
気になる選手・・ってか名前忘れないと思う(笑)。


 森本優子さんのコラムは「黒衣の記憶」ニュージーランド選手、中でもマオリ
伝統について。マオリと日本人は共通する事柄も多い・・。実に興味深い内容だった。
昔からのものもきちんと持ち続けている人たちはやみくもに捨ててしまった人たちよりも
格段に強いと思う。


 「ブルースの哲学と基礎」文章最後の最後、ブルースの哲学のそのまた原点が見える
言葉・・・それがプレーヤー自らが楽しいに決まってるラグビー・・これは単純にして
単純にして・・・深い・・・。


 自分にとって、チームにとって、ラグビーにとって、何が大切なのか分かっている人
は強いと思う。それはとりもなおさず、今の現実をきちんとみているひとだと思う。
そして未来が必ず来ることを信じている人だと思う。そう、明日は必ずやってくる。
どんな明日にするかは自分次第なのだ。