撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

前に進むためには・・・

 ブログの記事を探していたら、その頃観ていた「ちりとてちん」のドラマ評が目にとまった。なつかしい〜!自分の書いているものを読んでいるだけで、その頃のドラマが目に浮かぶ。そして、ドラマの登場人物がどれだけ真剣に考え、悩んでいるかがうかええるのである。若い子たちだけでなく、その若い子を見守るまわりの大人たちもまたどうやってこの子たちと接していこうか悩んでいること、若い子の苦しみを自分の苦しみのように一緒に心に支え持っていることがうかがえるのである。


 泣きたくなるほど愛おしくて、そしてそれから生きていくことは簡単ではないけど、
やっぱり明日を信じていたいと思わせる何かを感じるのだ。


 これは、わたしの心の受け取り方だけなのであろうか?いや・・世の中にはやっぱ上質なものとそこまで練れてないものとあるに違いないと思うのだ。出会う事柄にしても、耐える価値のあるものと、必ずしも全力でぶつかる必要はないものとあるのかもしれないと、少しだけ考えてみたりもする。


 「ちりとてちん」よりじゅんちゃんの名セリフ


「天災と思って乗り越えな」・・・天災は自分ではどうしようもない出来事。しかしながら、あきらめるのではなく、乗り越えろと彼女は言った。どんな出来事もあきらめてしまっては前に進めない。どうしてこんなことが起こるのだろうと、自分を責めるのではなく、起こったものは仕方がないと、とりあえず乗り越えろと。ときには思い悩みすぎるよりも淡々と目の前の事柄を片付けて前に進むことも大切なのかもしれない。
 そういえば思い出す。「雲の上のキスケさん」の中でマニーが眉子に言う言葉。
「寝ようと思ったら部屋に蛇がおったとする。無理やり蛇をなんとかしようとするんやなしに、さっさと部屋を出てほかのベッドで眠ることの方が大切な時もあるで」というようなこと。


 明日を信じていくためには、何より元気が必要なのだ。あまりに疲れる事柄は少しばかり目をつぶったりお休みにしたり、はたまた上手く距離を取りながら付き合っていくことも大切なのかもしれない。生きていくことはいつも初めてのことばかりだ。いつまでたっても不器用な自分を少し笑ってみたりする。