撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ラグビーの神様に選ばれるひとは

 朝、久しぶりにゆっくり起きたら、テレビで大畑大介の番組が
あってた。もちろんリアルタイムじゃなくて、去年放映の録画だった
んだけど・・。休日気分満々のダンナの選択でした(笑)。


 今日はラグビー部の連中と海の中道サンシャインプールに行く!と
休日の彼にしては早起きな長男と一緒に観る。一度観たはずなのに
なぜか胸が熱くなる。昔観ていたはずの大畑のプレイが何とも鮮やかに
目に映る。


 いつの間にか電車ひとつ遅らせてテレビに見入っている長男。
「こんなの見るとラグビーがしたくなる。この気分って峻といるときと
同じ。峻と一緒にいたり、峻のプレイ見たりすると、ラグビーしたく
なるもん」
 うん、それってなんだか分かる。それがジャパンクラスなんだろうか
それともその中でも特別なラグビーの神様に選ばれた人?


 7人制ラグビーがオリンピック種目の候補にあがっているって。日本で
ラグビーワールドカップが行われるようになったって。まるで、峻の
活躍とともに日本にラグビーがもういちど広がっていくような気が
する。それは、身近にいるものの勝手な感覚かもしれないけれど、それ
でもそんな気がする。


 きっと、世界中にそんな風に思えるひとたちがいるのだと思う。
ラグビーをするひともしない人も、それでもその子を見守っていくと
その子を応援していくと、いつの間にかその子だけじゃなくてラグビー
も、ラグビーしてる仲間たちもみんな気になって気になって好きに
なっていくような・・・。


 それでも今日の大畑の番組で一番心に残った場面は、練習後に彼が
アイシングをしていたところ。これでもかというほど、自分の体を
痛めつけるほどに練習する。そして、それを時間をかけて手間をかけて
手入れをする、リカバリーさせる。それの繰り返しだと・・。ぼろぼろ
になりながらも彼が求め続けていることはいったいなんなんだろうと
思いながらも、それでもプレイを続けるそういう人間こそがラグビー
神様に魅入られてしまった人間なのかもしれないとも思う。


 いっぽうで、どんな人間も、まっさらのつるつるのままでいられる
わけもなく、傷だらけになりながらも、へこんだり、落ち込んだりしな
がらも、また新しいことになんとかぶつかりながら、かさぶたの上に
かさぶたつくって少しずつ強く、大きくなっていくのかもしれない・・
などと考えたりもしている。