撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

息子と・・・

 朝から次男と大口論・・口論にならずに声の出し合い。そいでもって
・・朝から次男の頬を叩いてしまった。それでもおさまらないふたり。
途中、ダンナの妙に半端に冷静なつぶやきでますますこじれる問題。
これといったすっきりとした会話にならないまま終わる。


 少し落ち着いて自分だけで振り返る。どうして次男とはこんなに不毛
な大声を出さなければならないのか?しかしながら長男とも、どの年齢
かでは一度めちゃくちゃやりあったような気もする。思春期あたりでは
必要な通るべき道なのだろうか・・。


 印象に残ったのは拳を握り締めながらそれをぐっとこらえていた次男
明らかに、自分のほうが力では強いことを確信し、私のことをきちんと
かばって、その拳を振り上げることは抑えてくれていた。


 こういうときは空気を読んで一切かかわらずにいる長男。その安全地
帯に向かってにこやかにしゃべるダンナに軽い苛立ちを覚える。こん
なにぶつかる役目は本来あなたのほうじゃないの?それとも本来の役目
を取り上げている私のほうが問題なのだろうか?それともそれはその
家庭ならではの形があるのだろうか?


 学校へと出ていく次男に叩いてごめんと声をかけるともういいよとの
返事。こらえてくれてありがとうというとああ・・と。まあ、学校に
でかけたことで、第一の目的は遂行されたことにはなるので、それは
それで有益なぶつかりではあったのだけれど・・・。


 自分の短気に嫌気がさしながらも・・それでも起こったことは意味の
あることで何より自分のやったことで、それをなんとかしていかなけれ
ばならないのだろうな・・と思う。子供の数だけ、また思春期を思い
出せるというのは、ある意味幸せなのかもしれない・・・。