撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

テスト前のように

 なんだか心がムズムズする。本当はざわざわする・・といったほうが
いくらか詩的なような気がするけれど、そんなに美しい理由があるわけ
でもなく、正直「心がむずむずしている」。寒い中でちょっとばかし
身体を動かして中途半端に温まったときに起こるムズムズのようです。


 日常に退屈するほどの時間もなく、それどころか仕事は次から次に
押し寄せて、大変なことになりそうな、締めのいろいろの仕事もあると
いうのに・・新しい年度に向かってやるべきことも山ほど待っていると
いうのに!


 それでも、どこか落ち着かずに、ざわざわ・むずむずと一日を過ごし
ている。こんな自分の性格が大嫌いになることがある。このところそう
なのだ。仕事を抱えながら、自分で自分をなだめながらでないと動か
ない自分がほとほといやになるときがある。それでも、そんな自分を
作ってきたのは自分で、それでも何とかなってきたことをまんざらでも
なく思っている自分がいるわけで・・・。性格を変えるのが難しいから
生活習慣を変えることが難しいのだな・・と悟ったりする。それなら、
自分で自分をだます・・は人聞きがよくないな・・自分をおだててのせ
るように、仕事がうまく運ぶようおぜん立てしなきゃいけないんだ。


 それができないのなら、やっぱり自分の性格を覚悟しつつ、要らぬ
プレッシャーと戦わせ、最大限に自分の能力を一時的に出させ、くぐり
抜けた快感を味わいながら、もう二度とこんな苦しいことしません
心を入れ替えます!なんて言いながらまたもや同じような綱渡りを
楽しみながら、日々を消耗しつつ生きていくしかないのだろうな。


 すべてを楽しむなんてやっぱり私にとっては偽りの嘘っぱちなのかも
しれない。好きなものは理由抜きに好き!嫌いなものは嫌い!それでも
好きなもののために、嫌いなことだって耐えてがんばってなんとかする
くらいの勇気と力は持っている。そんな自分は嫌いじゃない。