撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

一瞬の旅

 久々、日常を離れて・・・。


 おいしいものは一瞬にして別の世界に連れていってくれる。日常
のおいしいものが愛情あふれる幸せな時間だとすれば、とっておきの
お店の贅沢は、まるで一瞬のスポットライトの輝きのなかの時間の
よう・・。または見知らぬ土地の風や木陰の空気の中のよう・・。


 まるで旅をしたようだ。旅には、緊張感、そして準備とあとの心地
よい疲れもつきもの。それを楽しめるうちはまた、日常を離れる楽しみ
も許されるのだろう。