撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

伝えたいこと・言いたいこと

 文章を書くことが、とても自然で滑らかな時と、苦しくて
ぎこちないときがある。そして一方で、涙があふれるように
自分の気持ちとは裏腹に苦痛を伴ってでも書かずにはいられない
ときと、何だか心ははやるのだけれど、ひとつも形にならなくて
ただふわふわと心だけが転がって書けないときもある。


 書く本人と書いた文章とは、確かに自分が書いたものであって
も、もう別人格だと思う時がある。逆に、私の伝えたかったこと
はこれだ・・と何回も責任を見つめるように確認することもある。
 どちらにしろ、文章は一人歩きをする。


 頭で書く文章
 心をのせる言葉


 面と向かっては言えないことを、それでも伝えたいことをのせる
文章。そのものはなかなか伝えられなくてそれでも懸命にそのこと
を気づかせたくて伝えたくて重ねる言葉。


 文章には限らないのかも知れない。何かを生み出すことは、何かを
発信することは、本当は伝えたいことを、気づいて欲しいことを
ただただ送り出しているのだろう。そしてそれはどれも、削ぎ落として
磨いて、とかして暖めて、本当に真ん中にあるものを覗いたら
みんな「愛」なんじゃないかと思っている。