撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

おもしろうて哀し(ちりとてちん)

 「なんで来たかはどうでもいい。夜に爪切るな!」と叫ぶ
草々にいさん。なんとも無骨で愛想なしで、でも剥き出しの
愛情を感じさせる男ではある。いったいこの男の親とはどんな
人間なのだろう?この男の今までにどんなことがあったのだろう
と興味を覚える。


 親の死に目にあえればいいんだろう!いつ死ぬんや!という
小草若に、スケジュールが決まったら事務所に知らせておく
という草若。


 子供というものはどうしてこんなに親にひどいことを言える
のだろう。どうして言ってしまうのだろう。そして、親はどうして
それを受け入れるしかないのだろう。


 穏やかに返す草若。優しく受けとめたのだと思えば自分の
残酷さに腹が立つ。見事に返されたのだと思えば、どうやっても
父を超えられない自分が歯がゆい。


「(おかあちゃんにも)理由があるんやろ」
「なんでや!」
「・・なんとなく」
「あかんやないけ!」
 ・・・朝から笑いました。