撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

もたないんだ、気持ちが(さくら)

まきこ「バカにしてるわよ!女を」


まきこ「自分で考えて自分で結論出して、それに自分で酔ってるのよ
日本の男ってそんなとこあるわよね」


さくら「それは頭で考えたことでしょう?
聞いてください・・もういちどこころに・・」


さくら「先生の気持ちはありがたいと思いますでも・・ゆるせません
おんなとして・・・」



 頭で考えたことと、心が求めるものとが違うことは起こりうる
こと。どんなに強い気持ちで求めたとしても事情が許さなかったり
冷静な判断に委ねれば違う答えを選んだ方が良かったりすることは
色々な場面で起こりうること。


 それでも、だからといって本当の気持ちを抑えつけたら、その
本当の気持ちはどこへいくのだろう?桂木先生は、「気持ちがもたない
んだ」と表現した。男はそうなんだろうか?出来ないのならない方が
いい。叶わないのなら望まない方がいい。それが男なのだろうか?
 桂木先生が、ああ見えて実は繊細で傷つきやすい心を持っているから
こそ、自分のこととなると、こんなやり方を繰り返してしまうという
ことは分かるんだけどね・・だからさくらも「先生らしい・・」って
いうんだけどね・・。


 それは、本当に叶わないことなの?
 それはあなただけでそう結論を出していいものなの?


 いつも思う。男の愛は一部分だけれど、女の愛はまるごとだ。男の
愛は強烈で、とても純粋ではあるけれど、脇へどけておいても、たま
には捨ててしまっても生きていけるのではないかと思ってしまう。
 でも女の愛はもっと深くも淡くも自由自在に形を変え、しかしながら
いつも生きていくことの傍らにある。


 そばにいないだけで消えてしまうようなものではない。しかしながら
本当の心で暖めていてやらないと冷めてしまうものではある。
 

 行くな・・でも行った方がいい・・でもなく、聞きたい言葉は
好き!であり、愛してる!であり、この先の人生をどんな形であり一緒に
歩いていきたい・・関わっていきたい・・であると思うんだけどね。


 行く、行かないは自分で決めるさ!女が自分の思い通りになると
思ってること・・それもまた男の大きな大間違いなんだから!(笑)