風、もしくはせせらぎ
高校の時に歌った合唱曲、「雲雀にかわれ」
いまだに難しすぎる歌詞は解読しきれないでいる。いったい何を望んで
雲雀に変われ!と叫ぶのか。1年生だった私からは、3年生だった指揮者さん
も「せせらぎ」とソロを歌ったソプラノの先輩も大きすぎる存在だった。
なぜ なぜかと問うことをせず
ただひたすらに
すわりつづけて
ただひたすらに
うけいれる
つよいこころ
うつろなこころ
自在のこころ
みなもとをみごもるこころ
あなたが焦がれた
焦がれたものの凡てよ
まことにたかきものの名をよびかわしつつ
ひたまいあがる雲雀にかわれ
あいだはすこし飛ばしましたが・・
どうして、急に思いだしたのだろう?などと思ってみたら、
文化祭が終わり、合唱祭が終わり、この曲を歌い始めた季節が
やってきたのだなあ・・と思い出しました。
逢わなくなっても、逢えなくなっても、決して忘れない人たちの
顔を思い出しながら、生きている限り、せせらぎのように風のように
澱まずに流れていきたい・・などと思う梅雨のはじめの一日なのでした。