撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ごめんね・・(どんど晴れ)

 翼が母親に向かって声をあげた。驚く母親。母親に向かって
懸命に翼のこころを訴える夏美。そしてやがてそれは伝わり・・。


 愛子が翼の部屋に入る。翼の肩に愛子が両手を置く。その翼の
肩が、あまりにも小さいのにびっくりした。夏美のいうとおり、
ほんの10歳の子供なんだ。母親と一緒に、ただ笑っていたい、
普通の子供なんだ。


 翼の肩を抱き、頭を並べて頬を寄せ、ただ何も言わずに髪を
撫でる愛子・・それだけで充分なんだろう・・子供が親に求める
ものは、それだけで充分伝わることにちがいない。


 大女将登場・・夏美と再会。わだかまりを捨て、悩みを乗り越えれば
愛子は切れ者に違いない。明日、加賀美屋が、夏美が、どんな風に
納まるところに納まっていくのか、とても楽しみである。