撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

桜が咲いたら・・

 高校受験も一段落。息子も息子の友達も、みんな進路が決まったようだ。
15の春は大変。こんなプレッシャーほんとに初体験だと思う。しかしながら
自分の進路を自分で決め、自分のやって来たことを客観的に、時には残酷な
までに評価してもらう・・というのも、大人への第一歩なのだろう。


 幸運にも早くに結果がでていた息子は、いくらか他の友達のことを考える
余裕があったようだ。あの試練がひとつ少ない我が子をまた別の意味では
心配していた私だが、彼なりに受けとめ考えてはいたようだ。確実だと
思って、彼の高校生活まで思い描いていた息子の友人が落ちたと聞いた 
ときは、他人ながらショックだった。20日の日に少しばかり泣いて
しまった。15歳には厳しい試練だが、15歳だから乗り越えられる試練
なのだろうとも考えてしまった。


 息子より難しい高校を受験し、残念ながら受からなかった友人が息子に
一緒の高校を受けておけば良かった・・と漏らしたそうだ。しかし、息子
それで、合格しても、もしかしたら第一希望も受かったんじゃないかって
ずっと悩むかもしれんよ、一番受けたい高校受けたのは間違いじゃなかった
と思うよ・・と言ったそうだ。いつも言っていたことは伝わっていたんだ、
そんなときにそんなことが言えるほどに・・・と、感慨深かった。


 いろんな想いを胸に、みんな新しい世界に飛び出していく。頑張ってきた
ことが、花を咲かせたひとも多いだろう。ひたむきな努力で、大きな夢に
向かって走り続けているひとにはほんとうにこちらも力をもらうことが
多い。桜咲かせたひと!本当におめでとうございます!


 桜が咲いたら・・あたらしい年が始まる・・・。