撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ストーブと友達

 天気はいいけど、なんだか寒い。お買い物はどうしよう?と思いつつ
一日家にいる。ストーブのそば・・ってか、ストーブを引き寄せてここに
座っている。


 昨日は、小豆を炊いてぜんざいをつくってお餅をいれて食べた。今日は
ふろふき大根にしようと、お出汁に入れた大根をストーブにかけている。
ずっとガスコンロにかけておくと手間の掛かる気がするものも、すぐ横で
煮えているとなんということもないし、なんだか幸せな気分になれる。


 お昼は、きつねうどん。これまた、午前中から気長に煮ていた油揚げ。
お昼ご飯代ちょうだい!とお小遣いをせしめた長男も、ふと覗いて、やっぱり
食べよう・・と言わしめた食指の動くやつ。(お小遣いもせしめたちゃっかり
ものではあったけど)このあいだ、大阪は道頓堀今井で食べたきつねうどんと
鴨とじうどんは美味しかった。ここなら、うどんで飲めるよな・・と思った。
(ついでにビール一杯だけ飲んだ)とても、あんな上品な味にはならない
けれど、親子3人とも、お出汁まで一滴も残さずに飲んだのは、ちょっと
うれしかったな。


 リビングは変わったけれど、ストーブ前の光景は変わらない。寒い日こそ
暖かく、美味しい、ストーブの仕事には感謝している。


 そうそう、卒論を書いていたころ、ストーブで作ったスパゲティだけは
完全な失敗でした。アルデンテには、適切な火加減が必要なことを、その時
学んだ私です。加えて言えば、卒論は、料理とはまったく関係ない分野
でした。