撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

お屠蘇・お雑煮・年賀状

 この年末年始ほど、正月準備を簡略化した年はない。大掃除は11月に
リフォーム記事の取材があったのでその時した。故に年末は中掃除程度。
おせちは省略。年賀状は年末に用意した。公式(?)なのは出したけど
めったに会わない自分の友達には、明けてから貰った年賀状と会話するように
ゆっくり書いた。お飾りはもちろんしたけれど、妙にこれだけ早かった?


 1月2日の晩に出汁をとって、もらってきたブリに塩をして、1月3日の
ブランチが我が家で食べる雑煮だった。博多の雑煮は澄まし汁仕立てのお汁に
ブリ・かしわ・かまぼこ・かつお菜・大根・人参・蓮根・椎茸と具だくさん。
餅抜きで酒の肴にしてもいいくらい。年に何回もないほど、丁寧にだしを
とってちょっといい干し椎茸をもどして、大きなブリのさくを扱って・・。


 年末、大掃除で疲れ果てたあとに一人でするには苦行に近いけれど、
余裕を持ってするにはなんとも贅沢な気分の味わえる楽しいひとときだった。
長男は、雑煮を食べるのを楽しみにしていてくれたし、次男もいつの間にか
椎茸まで食べられるようになっていた。昔、母に習って、あとは自己流なので
あまり自信はないのだけれど、これが我が家の味になっているんだと思うと、
照れくさいような誇らしいような気分だった。せいぜい舌を鍛えて進化させ
なきゃね!そうそう、昔に比べると、味が一発で決まるようになってきたのは
ちょっとうれしい。


 始まったばかりで次の年のこともなんですが、今度は余裕をもってみ〜んな
楽しみたい気分です。無理せずにきちんとこなせるようになりたいなあ・・。
 今年、目一杯手抜きを許してもらったからこそ、見えてきたわたしが
やりたいお正月準備・・かな。どこまでいっても私の場合「食」が最優先の
ようです。