撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

音楽を奏でられる幸せ(のだめカンタービレ)

 昔、大きくなればなるほど、広い世界に出ていくのだと思って
いた。小・中学校より高校。高校より大学・・。その広い世界で
見つけた友達だからこそ、一生の友になるのだと思っていた。
 意外と、広くない。集まってくる地域は広がるけれど、考えて
いることは帰って共通項が多いかもしれない。そうか、広いと
いうよりは深くなるんだ。似たように見えて、全然ちがうという
ことに気づいていくんだ・・。


 千秋先輩が博多駅前をうろついていたのにびっくりしてしまい
ました。ロケしたんだろうなあ・・。のだめちゃんも大川まで
きたんだろうなあ・・。で、あのラブシーンですか・・・ううう
とろけちゃったよお!そのあとしっかり笑わせてもらいましたけど。


 お母さん役の宮崎美子がなんか良かった。メジャー持ったときの
様子など、いかにものだめの母!という雰囲気でしたね。のだめちゃん
のお洋服がいつも個性的に可愛かったのはこの母の存在があったから
なのか!と妙に納得させられました。


 同じ時を駈けていくひとびと・・同じ音楽を志す人々・・認め合う
存在。焦がれ続けるひと。音楽という共通項を持ちながら、少しずつ
立場の違うひとたちが、一点を目指して集中していく。ともに歩む
道。別れて行く道。追いかけるひと。待つひと。あたりまえに音楽を
楽しんできたひとたちが、その当たり前がどれだけ特別なことだったか
奇跡に近い出会いの積み重ねだったのか、やがて気づいていくのだろう。
もう、気づいてきたのだろう・・。だからこそ、かけがえのない関係
であり、かけがえのない日々であると・・・。


 毎週楽しませてもらいました。来週からが淋しいよ〜!