撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

甘え納め

 明日で学校も終わるというのに、今日は二人とも休んでいる。昨日
親子三人揃って病院に言ってきた。まあ、揃って風邪ですけど、先生
から長男の風邪が一番単純でわかりやすいといわれた。あの、症状で
好き嫌いなんていわれてもどうしようもないんですけど・・・。


 朝は、息も絶え絶えで今日は学校無理みたい・・なんて言ってたくせに
昼にもなれば、お蕎麦をおかわりしそうな勢いで、のんきにふたりで
テレビでも観ている。「な〜んか、ずる休みみたいに見えちゃうねえ」
と突っ込んだら、「兄弟喧嘩するよりましやろ」とかえす長男。そうか
けんかするほどの余裕はないってわけか。親から逃げ出すほどの元気もね。


 今年もいろいろありまして、親としても幸福を感じたり、後悔したり
いらいらしたり、悩んだり、腹をくくったり・・・?相変わらず試行錯誤
ではあります。しょうがない。起こること起こること、ぜんぶ初体験で
いつでも真剣勝負の本番みたいなものなんだから。ただ、失敗とは呼びたく
ない。そんな言い方は失礼だと思う。昔、「共通一次は失敗だった」と
おっしゃった大臣さんに、すっごく怒りを感じた。子供は、国民は
モルモットじゃないんだぞ!って。上手く結果が出なかったとしても、
どこかで取り返さなくちゃ、どこかでそれをいかさなくっちゃ・・とは
思っている。もっとも、親は、親のやることを懸命にやるだけの話で
子供は子供で、自分の人生を必死で生きてるだけの話ですけどね・・・。
そして、お互い影響を及ぼしあっている。できるだけ、いい影響を与え
たいと思うし、大人になりたい!と思える存在でありたいとは思っている。


 よく、子育ての基本に帰るとき、生まれた時に感じた「五体満足であり
さえすれば・・」に立ち返るって思ってたけど、乙武くんの存在を知ってから
また、このごろの色々を見て、少し考えが変わった。
 「子供が親のまえで、安らかでいてくれたら、子供の笑顔が見られたら」
このごろは、そう思う。親の元に帰ってきて、甘えるだけ甘えて、充電して
また飛び出していってくれたらいい。いつか本当に巣立つ日まで、何度も
何度も「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」を言おうと思っている。


 二人とも明日は間違いなく学校行けよな!!!