撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

師走に・・・

 このところ、ちょっとばかり年齢が気になっている。わたしらしくもない
と思いつつ、なんとなく年にこだわっている自分が気になることがある。


 今朝のテレビで「やりたいことがある人は、明日が来るのが楽しみなん
です。年とることだって恐くないんです!」・・というようなことを誰かが
言った。


 そうか・・年にこだわっていたのは、今のわたしに自信をもって今これ
やってるんだ!というようなことがなかったからなのか?3カ月、半年、
1年など、何か振り返りたくなってしまうようなこの時期に、なんだか
自分は何もしてなくて空っぽだったような気がして、とても自信をなくして
いるようだ。


 変わらないね・・という言葉も、変わったね、という言葉も、その言葉
自身にはいい悪いどちらの意味とも定まってない。どっちの言葉をどんな
意味で言われたとしても、受け取る方がきちんとした毎日を送っていさえ
すれば、「そう?」と微笑んで受け取るだけの何気ない言葉にしか過ぎない。


 相手の言葉が優しく聞こえるか、冷たく聞こえるか、案外向こうは
たいして考えていなかったりして・・・。こちらが勝手に色をつけてきいて
いるところもあるかもしれない。私の言葉を、あいてが受け流したり、
怒ったり、というのもこちらの言葉だけでなく、相手の心理状態もあると
いうことか・・・。


 慌ただしい師走に、どうでもよいやりとりで、すごく消耗してしまうことが
ある。子供に、「どういう気持ちで言ったかっていうのとは別に、どういう風
に聞こえてしまったかっていう事実もあるのよ!」なんていいながら、自分の
ことを振り返ったら、そうか・・そうだよな・・って今頃反省する事が
あったりして情けない。


 1年、出来なかったことを悔やむのではなく、今からでもやっていこう。
出来ないことは出来ないと潔く認めつつも、意地を張ったり、意固地に
なったりせずに、出来ることからやっていこう。


 今年ももうすぐ終わっていく・・・。