撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

よう生きてたねえ(芋たこなんきん)

 たかしのハンスト、浮浪者の餓死寸前までの衰弱、健次郎の怒鳴り声。
三度三度ごはん食べることが生きる力になってるってことがわからなく
なってる・・いつでも食べられるから、平気でごはん抜いてしまう・・。


 戦中、戦後、生きるために、食べるために、大好きな本も何もかも
手放さなくてはならなかった時代。3度のめしより本が好き・・な人でも
ごはん食べて生き延びないことには本も読めないんだ。


 必要なもの、大事なもの、どちらもなくては生きていけない。生きて
いても嬉しくない。それは忘れてはいけないことだろうと思う。この
いつでも食べられる時代に、食べられない苦しさを想像し、食べることの
大切さを考えるように、平和なときこそ、戦争の愚かさと悲惨さを知り
考え、平和のありがたさを噛みしめる必要があると思う。