撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

考えるのは自分やから・・(芋たこなんきん)

 子供の叱り方で意見をたたかわす健次郎さんと町子さん。
「あほ・ぼけ」にかき〜ん!と反応してのはじまりです。


 話を途中でやめんといて、という町子さんに、おわりやゆうたら
おわりや、という健次郎さん。もともと、きれるほどの二人では
ないけれど、一歩間違えたら「ふんっっ!!」と決裂しそうな
言葉の応酬だったのに、落ち着くところに落ち着いたのはどうして
だったかしら?


 そういえば・・とお父ちゃんに叱られたときのことを思い出す
町子。ゆっくり聞いたあとで、健次郎さんがつぶやく。「どんな
叱られ方をしても、考えるのは自分やから・・」。親としては、
子供に、その考える時間を与えてやらなければいけないのだと思う。
 自分の考えを押しつけたり、子供に無理矢理覚え込ませたりする
のでなく、子供自身に、考えさせ、気づかせ、それを大切なことと
して心に残させること・・・。子供に何かを伝えようとするには、
時間が要る。そのときだけでなく、近くで、遠くで、ずっと見守り
続けるように寄り添う、その時間が一番必要な気がする。


 夫婦は・・と言えば、健次郎さんの言った「夫婦やからといって
全部おんなじ考えでなければならんってことはないんと違うかなあ?」
というのが、心に残った。考えの根っこのところ、考えが目指すもの、
それが同じなら、道筋は色々あっていいということでしょうか?
 でも、その大事なところはよく話しをしておかないと、道に迷ったり
すっごく不安になったりしますよね。難しいところだ・・。


 自分たちのことでは仲良しだけど、子供のことになると色々意見が
食い違うとか、ちいさな事が気になって喧嘩してしまうというのも
よくある話なんじゃないかな・・なんて考えてしまいます。でも、
この二人が仲良しに戻れたのは、相手に対しての好奇心・・好意から
来るものだけれど・・があったからではないかと思います。あんなんの
話なんか聞きとうもないわ!ってなったら危ないよね・・・。それと、
何を話していたか忘れないことでしょうね。「なんで、こんなんで
あたしたち喧嘩せなならんの?」って落ち着くことも、とても大事!
だよね・・そう、熱くなりすぎるとロクなことは起こらない気がします・・。


 来週はようやくお兄さん(火野正平)登場?怪しいひとだったよな。
でも、なにが起こるか楽しみです。