撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

大きいのから小さいのまで(芋たこなんきん)

 徳永家でかぜひきさんの面倒をみる町子さん。おかあさんとの
会話・・。「大変でしょう?大きいのから小さいのまで・・」
その言い方に、微笑んでから、にぎやかで楽しいですよ・・と
町子さん。その町子さんの言葉を聞いたおかあさんの嬉しそうな
表情がとても良かったな、自分の大好きなものを気に入ってくれる
のって、とってもうれしいよね。


 今日の出色は、町子さんと晴子さんの会話でした、私にとって。
それにつながるひとことは、「一生懸命仕事してる女の人に可愛げを
感じられへん男は、原始人以下です!」思わず鯛子さんもよく言った!
のポーズでしたね。


 掃除機をかけている町子さんは、もうすでに仕事モードでしたね。
お父さんとすれ違っても気がつかないくらい・・。自分がやりたい
仕事を、一生懸命やることに、男も女も違いがあるはずはない。
もし、限界があるとしても、それは自分で考えて自分で決めること。
 男の真似をした女や、女のようなことをしようとした男ではなく、
男女の区別なく好きな仕事を選び、男や女の良いところを、そして
何より自分のいいところを生かした働き方が出来るといいと思う。


 「くやしい?」「その気持ちが、つよ〜い味方になってくれます・・」
町子もそんな気持ちを噛みしめながらここまで必死で歩いてきたん
だろう・・。本当の敵も、本当の味方も、自分の心の中にいるのかも
しれない。そんな自分をなだめながら、奮い立たせながら、歩いて
きたことが自信にもなり、人への優しさになるのかも知れないな・・。
 自分をきちんと持っていられたら、人との距離の取り方も、自在に
出来るような気がする・・・。


 あと、最後の場面。「喧嘩はいいけど、これはあかん」と、握った
石を出させる近所のおじちゃん。この喧嘩のルールと、それを教える
大人・・・これは、どちらも大事なことだと思いました。